
共産党の小池晃書記局長は4日の記者会見で、しんぶん赤旗日曜版が日本維新の会の藤田文武共同代表側による「税金還流」と報じた問題で、藤田氏が会見し「法的には適正だ」などと反論したことについて、「開き直りに終始した」と批判した。
赤旗は2日付の記事で、藤田氏側が公設秘書が代表を務める会社に「ビラ印刷費」などとして計約2100万円を支出し、原資に税金が含まれていたとして「『身を切る』どころか身内へ税金還流」との見出しで疑惑を報じていた。
小池氏は、藤田氏が「適正」と主張する一方で、秘書の会社への発注をやめ、維新も公金支出に関する内規を見直す方針を示していることについて「だったら何で発注を止め、内規を見直すのか。全く説得力がない」と指摘した。【富美月】
