
4日午前9時50分ごろ、青森県西目屋村の同村役場内で、職員がクマ1頭を目撃し、110番した。1階事務室のドアにぶつかるような音がしたため、職員が1階ロビーを確認したところ、体長約50センチのクマ1頭を見つけた。クマは役場を出て、北にある白神山地ビジターセンターの方角に逃げていったという。
村によると、防犯カメラの映像にはクマが正面玄関の自動ドアから侵入後、間もなく出ていく様子が映っていた。1階事務室のドアにはクマがぶつかったような跡が残されていた。
当時、役場には職員約30人と住民3~4人がいたが、けが人はなかった。村は広報車で周辺を巡回し、住民へ注意を呼びかけている。【松本信太郎】
