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クマ、岐阜・愛知でも出没注意 白川郷施設では紅葉ライトアップ中止


 東北地方を中心にクマによる人身被害が相次ぐ中、岐阜、愛知両県でも、冬眠前のツキノワグマが人里に出没するケースが確認されている。岐阜県では今秋、人身被害が4件発生。目撃情報があった高山市丹生川町では31日、小中学校2校が臨時休校になり、合掌造り集落で知られる白川郷(白川村)の周辺施設では紅葉のライトアップが中止になるなど影響が広がっている。

 岐阜県では9月2日、中津川市坂下で帰宅途中の男子高校生が襲われ、頭部や背中を負傷する被害が発生。これを受けて県は翌日、ツキノワグマ出没注意報を発令した。

 被害はその後も続いている。飛驒市神岡町で同27日、鳥獣被害対策実施隊の80代男性がワナにかかったクマに襲われ、頭部と右手を負傷。10月5日には白川村で、観光中の40代スペイン人男性が右腕を引っかかれた。この1週間後には高山市上宝町で70代男性が頭部と左腕を負傷した。

 白川村では4月以降の目撃情報(10月28日時点)は111件にのぼり、35件だった前年同時比で3倍以上となっている。屋外博物館「合掌造り民家園」は10月25、26日と11月1、2日の紅葉ライトアップの中止を決めた。

 施設内では、クマが木の枝を折って作る「クマ棚」や柿の食害なども確認された。夜間の徘徊(はいかい)がうかがえるため、誘因となる木の実を除去した。白木久司園長代理は「来園者の安全を100%担保できないと判断した」と話す。

 愛知県では豊田市や瀬戸市、東栄町などの道路上で目撃情報が寄せられている。新城市では10月29日、山林内のわなに全長110センチのツキノワグマがかかっているのが見つかった。

 ツキノワグマの出没は、餌となるブナやミズナラ、コナラの堅果(ドングリ)類の豊凶が影響しているとされる。岐阜、愛知両県は8月末~9月初旬、県全域での予測調査を実施。岐阜はブナ、ミズナラが「凶作」、コナラが「並作」、愛知はいずれも「凶作」だった。

 4~9月の目撃情報は、岐阜県で568件(前年同期比8件増)、愛知県は12件(同6件減)となっている。岐阜県は「クママップ」をインターネット上で公開し、注意を呼び掛けている。県の担当者は「県土の8割ほどが山林で、クマはどこにでも出没する可能性がある。収穫しない果樹を早めに取り除くなど生活圏での対策を徹底してほしい」としている。【式守克史】

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