
高市早苗首相は24日の所信表明演説で、幕末の思想家・吉田松陰の言葉を引用しました。安倍晋三元首相の「継承者」を自任する高市首相は、地方の重要性や少数与党の状況下で丁寧に国会運営を行っていく決意を訴えました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「高市首相の所信表明と吉田松陰」について解説します。
Q 高市首相が吉田松陰の言葉を引用したって聞いたよ。どんな言葉なの?
A 「事を論ずるには、まさに己の地、己の身より見(けん)を起こすべし、すなわち着実となす」という言葉を引用しました。
Q この言葉にはどんな意味があるの?
A 自分が暮らす場所や自分自身の立場から物事を考え、着実に行動することの大切さを表しています。
Q どうして吉田松陰の言葉を使ったの?
A 高市首相は安倍元首相の「継承者」を自任していて、安倍氏と同じ山口県出身の松陰の言葉を使うことで保守派へのアピールを狙ったとみられます。
Q 地方の活性化については何を言っていたの?
A 半導体受託生産の世界最大手・台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に進出することなどを例に挙げ、地方への大規模な投資を呼び込み、地方を元気にすると表明しました。
Q 安倍元首相も松陰について話していたの?
A 安倍氏は2006年の第1次政権発足時の所信表明演説で松陰の私塾・松下村塾を紹介し、教育再生を訴えるなど、松陰に強い思い入れがありました。
Q 他にも歴史上の人物の言葉を引用したの?
A 聖徳太子の「十七条の憲法」にある「事独り断(さだ)むべからず。必ず衆(もろとも)とともによろしく論(あげつら)ふべし」も引用しました。
Q この言葉はどんな意味なのかな。
A 「物事は一人で決めず、みんなで話し合って決めるべきだ」という意味です。
Q 高市首相はどんな政治を目指しているの?
A 「政治とは独断ではなく、ともに語り、ともに悩み、ともに決める営みだ」と述べ、みんなで協力して進める政治を目指すと強調しました。
