
9月に立命館大で開催されたシンポジウム「ノーベル平和賞から核廃絶へ―被爆者とともに私たちは何ができるか―」では日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の金本弘代表理事(80)が基調講演し、専門家や若者らが意見を交わした。立命館大4年の倉本芽美さんは「市民100人で一歩進めること重要」と話した。【根本佳奈】
市民社会の1人として、核兵器廃絶のためにできることをしている。活動の持続可能性を追求する上で大事なのは、できる人ができるときに、できることをやっていくことではないか。個人のキャパシティーへの配慮と、頼れる仲間のつながりを作って支え合うことが重要だと思う。
私は、平和をつくる人を生む「種まき」と思い、日々活動している。核兵器廃絶運動で重要なのは、被爆者が1人で100歩走るよりも、市民100人で一歩進めることだ。
被爆者だけに頼らず、私たちも一緒に平和のバトンを持ち、100人で1本のバトンを持つ感覚で走る。一人一人の力をかき集め、核兵器のない世界を実現させることができればいい。
ノーベル平和賞を一過性の祝福や盛り上がりだけで終わらせては何も変わらない。政治的にも、文化的にも平和を追求しようとする心を常に持っていてほしい。
くらもと・めみ 2002年生まれ、広島県出身。立命館大国際関係学部4年、同大国際平和ミュージアム学生スタッフ。
