
若者の創作着物コンテスト「長浜kimono AWARDS(きものアワード)2025」が13日、滋賀県長浜市公園町の豊公園で開かれた。ゲスト審査員として世界的なアーティストのYOSHIKIさんが登場し、会場には「ヨシキ」「よっちゃん」の大声援が巻き起こった。
コンテストはアート、浜ちりめんの2部門で実施され、大学や専門学校から計26チームが参加した。ランウエーを歩くモデルも学生。自分たちで創作した着物を身にまとって華麗なポーズを決めていた。
着物と帯をリボン状に切って縫い合わせた作品やカントリー調、折り紙や植物をイメージしたものなど多彩な着物が観客を魅了。中には江戸時代のつじ斬りをイメージし、血しぶきのダメージ加工を施した作品もあった。
最優秀グランプリには成安造形大(大津市)のチーム「月鼓」が選ばれた。トロフィーのプレゼンターを務めたYOSHIKIさんは「日本の文化を、革新的に攻めて守っていくことに感銘を受けた」と話した。【長谷川隆広】
