
群馬県は国の交付金事業で事務処理にミスがあり、2660万円を返還すると発表した。国から返還指導を受けてから約1年半放置したといい、担当課は「問題意識の欠如が大きかった」としている。
ミスがあったのは前橋市内の畑地の区画整理事業などに充てる農山漁村地域整備交付金事業。県農村整備課によると、2023年度に3839万5000円の交付が決まったが、年度内に工事が完了せず、2660万円分を翌年度に繰り越すべきだった。だが、差し引かず関東農政局に請求し、そのまま交付された。
24年4月に課内でミスが発覚。関東農政局から2660万円を返還するよう指導を受けたが、情報共有が課長以下にとどまり、手続きを行わなかった。今年9月、再び関東農政局から問い合わせがあり、放置が判明。同課によると、職員が失念したのが理由という。
県は今後、返還手続きに着手。本来ならば国が負担するはずだった2660万円は県が負担する。【福田智沙】
