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<1分で解説>総裁選、裏金議員の要職起用否定せず 積極的な候補は


 自民党総裁選の候補者5人が共同記者会見を開き、全員が派閥裏金事件に関与した議員の要職起用を否定しませんでした。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「自民党総裁選と裏金事件」を解説します。

Q 自民党総裁選の候補者は?

A 小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農相の5人です。

Q 裏金事件に関与した議員も要職につくのかな。

A 候補者全員が、裏金事件に関与した議員の要職起用を完全には否定しませんでした。しかし、起用に向けた表現ぶりには濃淡があるようです。

Q 誰が最も前向きなの?

A 高市さんです。「たくさんの処分も行われ、選挙の審判を受けている。全員活躍、力を総結集し、適材適所で力を発揮してもらいたい」と話しました。

Q 他の候補はどんな感じだったのかな。

A 茂木さんも「一度失敗したから、もう二度と駄目ということではない。活躍によって国民の負託に応えていくことが重要だ」と述べました。

Q 高市さんと茂木さんは積極的に見えるね。

A 一方、小泉さんは慎重さもにじませました。人事を「徹底した実力主義」とし、説明責任を果たしたかなど3条件を挙げました。林さんと小林さんも、党の処分や選挙を経たことを強調し「人事は適材適所」と起用の可能性をにじませました。

Q 事件の再発防止や原因解明はどうするの?

A 今回の会見では、事件の実態解明や「政治とカネ」の問題の根絶について、具体的に取り組むと話した候補はいませんでした。

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