
石破茂首相(自民党総裁)が退陣を表明したことで、自民で新たな総裁選びに向けた動きが本格化する。衆参ともに少数与党に転落した中、一部野党も交えた新たな政権枠組みや連携に向けた構想を示せるかも焦点となる。2024年総裁選の1回目の投票で1位ながら決選投票で敗れた高市早苗前経済安全保障担当相(64)=無派閥=と、3位だった小泉進次郎農相(44)=同=を軸に、各勢力の動きが活発化しそうだ。
高市氏は石破政権発足後は政権中枢から距離を置き、物価高対策などで政権の対応をたびたび批判してきた。石破政権の政策の転換を求める党内の保守系議員から支持を受ける。
知名度の高い小泉氏は、40代の若さから刷新感を期待する声が党内にある。5月に農相に就任すると、米価高騰対策として備蓄米の幅広い放出を主導して注目を集めた。石破政権で要職を務めたため、路線を継承するとみられる。
中堅・若手では小林鷹之元経済安保担当相(50)=旧二階派=が24年総裁選に続いて立候補を模索する。岸田、石破政権で政権中枢を担った林芳正官房長官(64)=旧岸田派=の動向も注目される。【高橋祐貴、畠山嵩】
