
防衛省が、有事の際に使う「反撃能力」(敵基地攻撃能力)となる長射程ミサイルを、2027年度までに各地の陸海空自衛隊に順次配備する計画を発表しました。安全保障政策の「大転換」とも言われる反撃能力の「保有」が、具体的に動き出します。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「長射程ミサイルの配備計画」について解説します。
Q 長射程ミサイルって、どんなものなの?
A 遠く離れた場所まで届くミサイルで、防衛省が導入を進めています。
Q 第一線部隊で最初に配備される場所はどこなの?
A 熊本市にある陸上自衛隊健軍駐屯地で、25年度末から配備が始まります。
Q どうして健軍駐屯地が選ばれたの?
A 自衛隊の「南西シフト」や部隊の訓練環境、練度などを考慮して選ばれたとみられます。
Q 配備されるミサイルはどんな特徴があるの?
A 健軍に配備されるのは、地上発射型の国産ミサイル「12式地対艦誘導弾」を改良した「能力向上型」で、射程が約1000キロに及びます。
Q 他にもどこに配備されるのかな。
A 九州や北海道などの6カ所の基地や駐屯地に拠点を置く「地対艦ミサイル連隊」への配備が想定されています。
Q 海上自衛隊や航空自衛隊にも配備されるの?
A 海上自衛隊横須賀基地(神奈川県)の護衛艦「てるづき」や、航空自衛隊百里基地(茨城県)のF2戦闘機にも発射機能が設けられます。
Q 「スタンドオフ防衛能力」って何のこと?
A 敵の攻撃が届かない遠くから高精度で攻撃できる力のことです。
Q 反撃能力を持つことで心配なことはあるの?
A 反撃能力は「先制攻撃」とみなされる懸念や、長射程ミサイルが敵の標的になる恐れも指摘されています。
