
15人が立候補した埼玉選挙区(改選数4)では、3選を目指した公明現職、矢倉克夫氏(50)の落選が確実となった。公明は2024年10月の衆院選でも埼玉で党代表(当時)の石井啓一氏が落選。手痛い「連敗」を喫した。
自民と立憲民主、公明、共産の現職4人がいずれも再選を目指す中、自民は「自公で2議席を維持」という手堅い目標を掲げた。ただ、両党の協力態勢は万全とは言えないものだった。
衆院選で自民は県内16小選挙区のうち12あった議席を8まで減らし、公明は県内で唯一、小選挙区に立候補した石井氏が落選。両党の間に溝が生じた。さらに今回、自民は現職の4選が確実視され「寝てても受かる」(自民支部関係者)と組織の動きが鈍かった。
矢倉氏は自民支持層への浸透が遅れ、参政、国民民主の勢いを止められなかった。【鷲頭彰子】

