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来春こそ「東大へ行け!」 ドラゴン桜作者、岩手の母校で討論会


 岩手県北上市の県立黒沢尻北高校で18日、東京大を卒業した先輩2人を招いた討論会があった。同校は2022年度から、東大合格を目指す生徒を支援するプロジェクトに乗り出している。同校からは約30年、東大合格者が出ていないという。東大合格への道のりを描いた漫画「ドラゴン桜」作者で同校卒業生の三田紀房さん(67)もプロジェクトに協力。同窓会や教員は、来春こそ「東大へ行け!」と期待している。【山田英之】

 プロジェクト名は「東大励志(れいし)プロジェクト」。2年生の時に東大志望者を募集して受験を支援する。成績不問で、志を重視している。東大合格者を輩出して北上地域の発展に貢献することや、学校全体の学力向上が狙い。過去の入試問題分析や模試の活用方法の講義を受けたり、地域や情報の格差を乗り越えて合格した「リアルドラゴン桜」な東大生から指導を受けたりしている。

 しかし、プロジェクト開始から東大合格者はまだゼロ。今春も1人受験したが、惜しくも不合格だったという。

 討論会はプロジェクトの一環。東大大学院から農水省に入った農林水産航空協会会長の福盛田共義さん(69)▽東大卒でシステム開発会社副社長の小田島労さん(70)▽三田さん――のOB3人が出席。東大を目指した理由や東大の魅力を話し合った。

 三田さんは明治大卒。民間企業に就職した後、漫画家になった。ドラゴン桜は、主人公の弁護士が経営危機に直面した高校を再建するため、東大合格者輩出に奮闘する物語。テレビドラマにもなった。

 生徒たちにとって東大合格が遠い目標ではなく、身近に感じてもらうため、東大卒業生を母校に招いた。討論会で「東大に入って良かったこと」を問われて、福盛田さんは「東大はどこの学科に行くか決めるまで、入学してから2年間猶予がある。将来について、じっくり考える時間があって良かった」と振り返った。小田島さんは「東大に入学する人は多士済々。人としての学びがあり、ネットワークも広がった」と語った。

 三田さんは「何かを知りたいと思った時、東大には歴史があり、文献や基礎研究が積み重なっている。他大学に比べて圧倒的に多い」と東大進学を勧める理由を挙げた。プロジェクトの今後については「今春は赤門まであと一歩だったが、これで戦える、黒北生でもやれると自信になった。岩手県から東大に行くのは、ごく一部の高校だけでなく、どの高校からも合格できる状況を作りたい。来春こそ合格を勝ち取ってもらいたい」と語り、在校生にエールを送った。

 参加した3年生の男子生徒は「東大を志望する不安がなくなった。心が決まった」と話した。

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