
イラン最高指導者ハメネイ師は5日、首都テヘランでイスラム教シーア派の宗教行事「アシュラ」の集会に参加した。イランメディアが報じた。6月のイスラエルとの戦闘以降、公の場に姿を見せたのは初めてで、健在ぶりを示した形だ。
イスラエルとの交戦中、ハメネイ師は暗殺を警戒して地下シェルターに避難していたと伝えられていた。停戦後の6月26日にはビデオ声明を出したが、その後も公の場に姿を見せていなかった。
イスラエルは6月13日に始まった12日間の戦闘で、軍トップや核科学者ら要人を次々と殺害しており、ハメネイ師が標的となる可能性も指摘されていた。【カイロ金子淳】