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スパイ疑惑の前市長は「中国人」 当選無効 フィリピン裁判所が認定


フィリピンの裁判所は、ルソン島バンバン市の前市長アリス・グオ氏を「中国人」と認定し、その市長当選を無効とする判断を下しました。グオ氏はオンラインカジノの運営に関与したとして2014年に逮捕され、その際、彼女の指紋が、中国国籍の人物郭華萍と一致したため、スパイ活動の疑いももたれていました。裁判所の判決によれば、グオ氏は1999年に中国からフィリピンに移住したとされ、これにより市長選への出馬資格がなかったことも指摘されています。彼女にはマネーロンダリングや人身売買などの容疑もかけられており、さらなる調査が進められる見通しです。

 「中国のスパイ」疑惑が浮上していたフィリピン北部ルソン島バンバン市のアリス・グオ前市長について、首都マニラの裁判所は6月下旬、「間違いなく中国人だ」と認定し、当選も「無効」だとの判断を示した。現地メディアが報じた。

 発端は2024年3月、中国系犯罪組織が運営するオンラインカジノを当局が摘発し、その土地の一部をグオ氏が所有していたことだった。

 グオ氏は運営に関与したとして、24年9月に収賄容疑などで逮捕された。捜査の過程で、指紋が中国からフィリピンに入国した郭華萍(グオ・ホアピン)という人物と一致し、「中国人スパイ」との疑いもかけられていた。

 グオ氏は一貫して疑惑を否定していたが、裁判所は今年6月27日付の判決文で、指紋の捜査などから、両者が同一人物だと認定。グオ氏について「9歳だった1999年に中国・福建省から両親とフィリピンに入国した」とした。

 その上で、当選した22年の市長選への出馬資格は当初からなかったと指摘し、当選を無効とした。

 グオ氏はマネーロンダリング(資金洗浄)や人身売買への関与も含めた複数の容疑で訴追されており、当局は今後さらに実態解明を進める方針だ。【バンコク国本愛】

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