starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

女性7.8万人を風俗店にあっせんか 大規模スカウト集団を「解体」


警視庁保安課は、約7万8000人の女性を風俗店に紹介し、約60億円の収入を得たとされる大規模スカウトグループ「アクセス」を解体しました。このグループは2019年から活動を続け、国内46都道府県の約1800店と取引していたと見られます。警視庁は「匿名・流動型犯罪グループ」として、生活安全部で16年ぶりに特別捜査本部を設置し、計31人を摘発。グループトップである遠藤和真容疑者も犯罪収益隠匿の疑いで再逮捕されました。彼は収益を隠すため、約480回にわたり現金をバーチャルオフィスに送っていたとされています。なお、改正風営法の影響で他のスカウトグループの潜在化も懸念されています。

 警視庁保安課は26日、性風俗店に女性をあっせんする大規模スカウトグループ「アクセス」について、トップを逮捕するなどした結果、組織を解体させたとみていると明らかにした。グループは2019年からの約5年間で、約7万8000人の女性を46都道府県の約1800店に紹介し、店側から約60億円の報酬を得たとみられる。

 警視庁は、グループが「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」に当たるとみて、生活安全部では16年ぶりの特別捜査本部を設置。実態解明を進め、グループ幹部や風俗店経営者ら計31人を職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いなどで摘発した。

 24日には、性風俗店へ女性を紹介して得た報酬を隠したとして、グループトップの遠藤和真容疑者(34)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで再逮捕。遠藤容疑者の逮捕は11回目で、捜査を終結した。

 再逮捕容疑は、24年2~11月ごろ、全国の性風俗店に女性を紹介し、店側から支払われる「スカウトバック」名目などの現金約1億2000万円を、約480回にわたりバーチャルオフィスに郵送させて収益を隠したとしている。認否を留保しているという。

 グループでは、約300人のスカウトが三つの集団に分かれて活動。各地の無店舗型性風俗店(デリバリーヘルス)やソープランドと契約し、店舗情報を自前のウェブサイトに集約していたという。スカウトは、交流サイト(SNS)で勧誘した女性のプロフィルを店側に送り、最も報酬が高い店に紹介していたとみられる。

 半田正浩課長は「女性を搾取するスカウトグループはまだ活動している。(28日施行の)改正風営法を機に潜在化も予想される」と話した。【菅野蘭】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.