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インドネシア大統領、G7よりロシア優先か プーチン氏と会談へ


インドネシアのプラボウォ大統領がG7サミットへの招待を辞退し、ロシアのプーチン大統領との首脳会談を選んだことが物議を醸しています。インドネシアは、東南アジア地域での人口と経済規模が最も大きい国として国際的な地位向上が期待されている中での決定です。プラボウォ大統領のロシア訪問は既に準備を進めており、インドネシアは伝統的に「等距離外交」を採用していると政府は説明していますが、これによりインドネシアがロシア寄りの姿勢を強めているとの懸念もあります。訪問中には経済分野などでの協定が締結される予定です。

 インドネシアのプラボウォ大統領が、招待されていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)を欠席し、19日にロシアでプーチン大統領との首脳会談を行うことを決めた。欧米よりもロシアを優先したととられかねず、今後波紋を呼びそうだ。

 インドネシア政府によると、プラボウォ氏は6月上旬、G7議長国のカナダから16、17日開催のサミットへの招待状を受け取った。カーニー首相からも電話で直接、出席を要請された。インドネシアは東南アジアで人口、経済規模がトップの地域大国であり、国内では「国際的な地位の高まり」と評価する声が上がった。

 ところがインドネシア政府は12日になってプラボウォ氏が「G7サミットを欠席し、ロシアとシンガポールを訪問する」と発表。ロシアからの招待は数カ月前に届いており、出席準備が既に進んでいたと釈明した。

 プラボウォ氏は昨年7月にもロシアでプーチン氏と会談しており、その後両国は初の軍事演習を実施した。インドネシアは今年1月には中露が主導する主要新興国の枠組み「BRICS」にも正式加盟し、以前からロシア寄りの政治姿勢だと指摘されてきた。

 インドネシアは伝統的に特定の国に縛られない「等距離外交」をとる。政府は16日、「国益を追求するため、あらゆる大国と関与していく立場だ」とも説明した。ロシア訪問では経済分野など複数の協定を締結するという。【バンコク国本愛】

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