BMXライダーの早川優衣さんが一日署長 「鍵掛けて自転車大切に」

　語呂合わせで「ロック（錠）の日」の9日、警視庁竹の塚署は東京都足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅周辺で、自転車の盗難防止を啓発するイベントを開き、一日署長に迎えたBMX（バイシクルモトクロス）ライダーの早川優衣さん（23）が施錠の徹底を呼び掛けた。

　都立淵江高校の生徒や防犯協会員ら約30人が参加。早川さんは「鍵を掛けること、自転車を大切にする気持ちを伝えられたら」とあいさつ。村田泰一署長は「盗難に遭うと（自分が）困るだけでなく、空き巣の下見やひったくり、逃走手段に使われ治安が悪くなる。ヘルメットの着用率もまだ低いので忘れずに」と促した。

　同署管内での自転車盗の被害件数は、2022年260件▽23年331件▽24年466件と近年急増。6割が無施錠だった。今年は4月末までに120件発生している。【長屋美乃里】