
群馬県内でレストランや結婚式場などを運営する「レストランスワン」(前橋市、作能小百合社長)は、前橋、高崎両市にある結婚式場全4施設を7月31日で閉館すると発表した。少子化の影響による婚姻数の減少や、コロナ禍による事業環境の変化などで、ウエディング業界そのものが新たな局面を迎えており、今後は既存のレストラン事業などに注力する。
閉館するのは「ザ・ジョージアンハウス1997」(高崎)▽「ロイヤルクレストハウス」(同)▽「シャロンゴスペルチャーチ高崎」(同)▽「アルバート邸」(前橋)――の4施設。2024年12月には「シャロンゴスペルチャーチ前橋」がすでに閉館。同社は1990年以降、これらの式場で1万6000組以上の挙式を手がけてきた。
4施設で働くスタッフの雇用は原則継続し、同社が経営する県庁31階のレストラン「欧州料理 ヴォレ・シーニュ」や「現代仏蘭西料理 朔詩舎」(前橋)など既存店に配置するとしている。閉館する各施設の扱いなどは未定という。【庄司哲也】