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藤井聡太名人、四角運動の珍しい手待ち 名人戦第5局


第83期名人戦七番勝負第5局が茨城県で開催され、藤井聡太名人と永瀬拓矢九段が盤上で激突。序盤は角換わりからの手待ち合戦で始まり、藤井名人は右玉を構え、先手の攻めを待つ姿勢を見せました。一方で、永瀬九段は金を遠ざけ、飛車の動きで不規則な対応を模索。藤井名人も金を独特な経路で動かし、慎重な手待ちで応じています。昼食時点で両者の持ち時間には大きな差がありますが、千日手への展開も危惧されています。対局は藤井名人の巧みな防御からどう進展するか注目です。

 藤井聡太名人(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、藤井名人の3勝1敗で迎えた第83期名人戦七番勝負の第5局(毎日新聞社、朝日新聞社主催)が29日、茨城県古河市のホテル山水で始まった。角換わりの出だしから双方が手待ちを繰り返し、相手の出方をうかがう序盤戦となった。

 藤井名人が右玉に構えると、千田翔太八段は「戦場から玉を遠ざけ、先手の仕掛けを待つ姿勢」と解説。これに対して、永瀬九段は5八の金を4八金(41手目)と遠ざける珍しい手待ちに加え、飛車を2六~2九~2八へと動く縦運動で後手陣の乱れを待つ。

 すると藤井名人は5一金(42手目)と見慣れない場所に金を引く。「変な形だが、4五歩と先手が仕掛けてくれば5二金と戻ればいい。形を乱さないうまい手待ち」と千田八段。その後、藤井名人は5二~6二~6一と金を四角形を描くように動かして先手からの仕掛けを待つ姿勢に徹した。

 千田八段は「金の四角運動は珍しい手待ち。先手番の永瀬九段は千日手にすると面白くないので、どこかで4五歩などと仕掛けるのではないか」と予測した。

 昼食休憩に入った正午の段階で、持ち時間9時間のうち消費時間は永瀬九段は1時間30分、藤井名人56分。【丸山進】

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