
小泉進次郎農相は29日の参院農林水産委員会で、随意契約で売り渡す2021年産の政府備蓄米について「翌々週くらいには中小のスーパー、町のお米屋さんに1800円のコメが行き渡る」と述べ、再来週にも店頭に並ぶとの見通しを示した。大手小売業者に売り渡す22年産備蓄米については、週明けに店頭に並ぶとの見通しを改めて示した。
農林水産省は、契約を結んだ事業者側へのコメ引き渡しに要する輸送費用は国が負担するとしており、小泉氏は28日に中野洋昌国土交通相と面会し、倉庫・物流業界の協力を要請した。小泉氏は農水委で「小口の町のお米屋さんや中小のスーパーが出てくると、10トントラック、12トントラックではなく、軽貨物のご協力も(求める)可能性はある」と述べ、輸送手段の確保に努めるとした。
また小泉氏は、これまで3回行った一般競争入札による備蓄米放出に関し、「契約した方が(価格に)不公平感を感じて返還したいということがあれば、我々の方で対応し、有効に活用したい」と述べ、落札業者から申し出があれば買い入れも含め柔軟に対応する考えを示した。
農水省は全国のスーパーでのコメの平均価格を毎週公表している。小泉氏は農水委で「これから毎週、全国の備蓄米の価格調査も公表していく」と述べ、備蓄米の平均価格についても公表する方針を示した。
立憲民主党の羽田次郎、徳永エリ両氏と国民民主党の舟山康江氏への答弁。【安部志帆子】
