高校3年生時に闇バイトのリクルーター疑い 大学生を逮捕

　SNS（交流サイト）に口座買い取りを募る投稿をして、応募者を詐欺の受け子などに勧誘したとして、愛知県警サイバー犯罪対策課などは7日、相模原市中央区の大学生の男性（18）を職業安定法違反（有害業務の紹介）などの疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

　逮捕容疑は共謀して2025年1月16日、X（ツイッター）に「口座買取も行っております！」などと投稿し、応募者を特殊詐欺の「出し子」や「受け子」などに勧誘したとしている。

　同課によると、男性は高校3年だった1月ごろ、パチンコ代や遊ぶ金ほしさに「闇バイト」を探し、リクルーターの仕事を始めたと供述しているという。男性が応募者の連絡先を指示役に伝えていた。指示役は口座を買い取った後、口座売買が違法であることなどを理由に応募者を脅し、闇バイトへの加担を迫っていたとみられる。

　男性は指示役から少なくとも17万円を報酬として受け取っていたといい、県警は指示役の特定を進めている。【塚本紘平】