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「近年で最も予測不可能」 7日からローマ教皇選挙、駆け引き激化


バチカンのシスティーナ礼拝堂で次期ローマ教皇を決めるコンクラーベが開始されました。選挙は秘密投票によって行われ、投票総数の3分の2以上の票を得た候補者が新しい教皇に選ばれます。フランシスコ前教皇の路線を新教皇が継承するかどうかが注目される中、イタリアメディアは、国務長官を務めたピエトロ・パロリン枢機卿、アジア出身初の教皇が期待されるルイス・アントニオ・タグレ枢機卿、保守派代表のペーテル・エルドー枢機卿らが有力候補として挙げられています。今回の選挙には、135人の枢機卿のうち、健康上の理由で2人が不参加。選出には89票以上が必要です。過去のコンクラーベの平均日数は3.2日で、今回も迅速な決定が期待されています。

 次期ローマ教皇を決める選挙(コンクラーベ)が7日から、バチカンのシスティーナ礼拝堂で始まる。イタリアメディアなどでは有力候補として複数の枢機卿の名前が挙がるが、「近年で最も予測不可能」(元ローマ教皇庁職員)との見方があるほどの混戦模様だ。枢機卿たちによる駆け引きが激化しているとの報道もある。4月に死去したフランシスコ前教皇のリベラル路線を新教皇が継承するのかも注目される。

 コンクラーベでは、教皇に次ぐ高位聖職者の枢機卿の中から秘密投票で新教皇を選ぶのが慣例。投票総数の3分の2以上の票を得る候補者が出るまで投票を繰り返し、新教皇が決まれば礼拝堂の煙突から白煙を、決まらない場合は黒煙を出して知らせる。ローマ教皇庁によると、今回は7日夕方に最初の投票があり、決まらなければ8日以降は1日に最大で4回の投票を実施する。

 今回は選挙権を持つ80歳未満の枢機卿135人(日本人2人を含む)のうち2人は健康上の理由で参加しないことが発表されている。そのため新教皇選出には89票以上が必要になる見通しだ。

 イタリアメディアなどは、フランシスコ前教皇の下でローマ教皇庁ナンバー2の国務長官(首相に相当)を務めたピエトロ・パロリン枢機卿(70)=イタリア=を軸とした争いになると報じている。その他の有力候補としては、アジア出身者初の教皇誕生が期待されるルイス・アントニオ・タグレ枢機卿(67)=フィリピン=や、保守派の代表格のペーテル・エルドー枢機卿(72)=ハンガリー=らの名前が報じられている。

 ロイター通信によると、過去10回のコンクラーベの平均日数は3・2日で、5日を超えたケースはなかった。前々回(2005年)と前回(13年)はいずれも2日で決着している。【ロンドン福永方人】

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