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三菱UFJ貸金庫事件 元行員の女性、窃盗の起訴内容認める 初公判


東京地裁での初公判で、三菱UFJ銀行の元行員である山崎由香理被告は、自身が行った窃盗を認めた。山崎被告は2024年に行員としての立場を利用し、練馬支店と玉川支店で金塊計22キロと現金1650万円を盗んだとして起訴された。彼女はFXや競馬での損失から返済が困難になり、これが窃盗に至った動機とされる。警視庁の捜査により、追加で金塊4キロと現金4490万円の窃盗容疑でも追送検され、全体として7億円以上の金品を盗んだと見られている。被害者の指摘で事件が発覚し、三菱UFJ銀行は被告を懲戒解雇したが、貸金庫サービスの継続を決定した。

 三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から顧客の金品を繰り返し盗んだとして、窃盗罪に問われた元行員の山崎由香理被告(46)=東京都練馬区=は18日、東京地裁で開かれた初公判で起訴内容を認めた。

 山崎被告は2024年3~10月、支店長代理や営業課長だった練馬支店(練馬区)と玉川支店(世田谷区)で、顧客から預かった金塊計22キロ(約2億8200万円相当)と現金1650万円を盗んだとして起訴された。保管されていた予備鍵やマスターキーを使用できる立場だった。

 警視庁は25年1月以降、山崎被告を3回逮捕。顧客60人以上の貸金庫から、時価総額で7億円以上の金塊や10億円以上の現金を盗んだとみて捜査を進めた。

 外国為替証拠金取引(FX)への投資や競馬などで多額の損失を出しており、山崎被告は取り調べで「返済に窮していた」と供述したとされる。警視庁は起訴された被害とは別に、金塊4キロ(約4500万円相当)と現金4490万円を盗んだとする容疑でも追送検し、捜査を終結した。

 三菱UFJによると、被告は練馬、玉川両支店で貸金庫業務をほぼ1人で担当。24年10月に貸金庫を契約している顧客からの指摘で事件が発覚し、三菱UFJは翌11月に懲戒解雇にしていた。

 三菱UFJは事件を受けて貸金庫サービスの撤退も含めて検討したが、半沢淳一頭取が4月1日にサービスを継続する考えを表明した。【安達恒太郎】

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