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「ペンギンが原因でヘリが墜落」 南ア航空当局、1月の事故で指摘


南アフリカで発生したヘリコプター墜落事故について、現地の航空当局は報告書をまとめました。報告書によると、事故の原因はペンギンを運んでいたことに起因します。事故時、ヘリにはパイロットと専門家を含む4人が搭乗しており、南部バード島での航空調査中でした。搭乗者の一人がペンギンを持ち帰ることを希望し、段ボール箱に入れて運ぶことが許可されました。しかし、箱が降りた際に操縦用レバーに触れ、ヘリが大きく傾き墜落しました。乗員とペンギンは無傷であり、報告書ではリスク評価の不備や適切な運搬方法の欠如が指摘されています。ペンギンの持ち帰り理由については、専門家によるリハビリ目的の可能性が報じられています。

 南アフリカで今年1月に起きたヘリコプターの墜落事故を巡り、現地の航空当局は、ヘリがペンギンを運んでいたことが事故を招いたとする報告書をまとめた。ペンギン1羽を入れた段ボール箱が操縦用のレバーに触れ、機体が大きく傾いたという。

 南ア民間航空局が4月5日付で報告書を作成した。それによると、ヘリはパイロットと専門家ら計4人を乗せ、南部バード島の航空調査のために飛行していた。

 島から離陸する際、乗員の一人がペンギン1羽を持ち帰りたいと求め、パイロットは許可。ペンギンは箱に入れられ、乗員が膝の上に置いて抱えた。

 ところが、高度約15メートルまで飛んだところで箱が乗員の膝から右側に滑り落ち、機体の傾きを操作するレバーに接触。ヘリは急激に右へ傾き、回転翼が地面に激突して墜落した。幸い、乗員やペンギンにけがはなかった。

 報告書では、パイロットが離陸前のリスク評価でペンギンの存在を考慮していなかったと指摘された。ペンギンを適切な箱に収納しなかったことが事故につながったとしている。

 ペンギンを運ぼうとした理由については触れられていないが、AFP通信は、搭乗していた専門家が「(当該個体の)リハビリ」のために持ち帰ろうとしたと報じている。【カイロ金子淳】

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