
東名高速道路や中央自動車道などの自動料金収受システム(ETC)に障害が発生した問題で、管轄する中日本高速道路(NEXCO中日本)は9日、これまでに約2万4000人の利用者から料金支払いの申し出を受けていることを明らかにした。
ETC障害は6日午前0時半ごろに発生。応急復旧作業が完了した7日午後2時まで約38時間にわたり、東京、神奈川、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重、長野の計8都県にある17路線、計106カ所の料金所やスマートインターチェンジでETCが利用できなくなった。障害が起きた料金所などのETCレーンのバーを開放し、通行料金を後払いにして通過してもらう異例の措置を取った。
同社は後払いの対象者数は明らかにしていないが、交流サイト(SNS)などでは支払いを拒む声なども上がっている。これについて同社の担当者は「申し訳ないと思っているが、高速道路を使った分はお支払いいただきたい」と改めて求めた。【塚本紘平】