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広瀬めぐみ元参院議員に有罪判決 秘書給与360万円を詐取 東京地裁


元参院議員広瀬めぐみ被告が、公設第2秘書の給与や退職金計約360万円を詐取した詐欺罪で、東京地裁は懲役2年6月、執行猶予5年の有罪判決を下した。広瀬元議員は虚偽の届け出をし、架空の秘書給与を受け取ったとされる。検察側は、詐取した金は事務所運営費や個人的な用途に使われたと指摘し、「制度の根幹を揺るがす悪質な犯行」と批判した。被告は起訴内容を認め、経済的な不安を理由に挙げた。判決は、次の秘書を見つけるまでの暫定措置だったとの弁護側の主張を考慮した。

 公設第2秘書の給与や退職金計約360万円を詐取したとして、詐欺罪に問われた元参院議員の広瀬めぐみ被告(58)に対し、東京地裁は27日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)の有罪判決を言い渡した。

 起訴状によると、広瀬元議員は2022年12月、公設第1秘書の男性の妻を公設第2秘書に採用したと虚偽の届け出をし、22年12月~23年12月、国から秘書給与や退職金計約360万円をだまし取ったとされる。

 検察側は公判で、詐取した秘書給与は事務所運営費のほか、長女への小遣いや飲食費といった個人的な用途に充てていたと説明した。

 秘書給与詐欺疑惑を巡る週刊誌記者の取材を把握すると、公設第1秘書の男性の妻が勤務しているかのような偽装工作にも及んだと指摘し、「公設秘書制度の根幹を揺るがす極めて悪質な犯行」と非難していた。

 広瀬元議員は起訴内容を認めて謝罪し、動機について「政治活動でお金がかかり、私財を投じないと回らなかった」と経済的な不安を挙げた。

 弁護側は、公設第1秘書の妻を公設第2秘書として届け出たのは、次の公設秘書が見つかるまでのつなぎだったとして執行猶予付きの判決を求めていた。

 広瀬元議員は22年7月の参院選で自民党公認で立候補し初当選。24年7月に東京地検特捜部の家宅捜索を受けて自民党を離党し、翌8月に議員辞職した。【岩本桜】

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