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日本人写真家、ウクライナ東部でドローン攻撃を目撃 拡大する戦禍


トランプ米政権が主導する停戦交渉中にもかかわらず、ロシアのウクライナへの侵攻が激化しています。特に19日夜には東部ドネツク州スラビャンスクで集中爆撃が発生し、地元住民が被害を受けました。ドローンを使用した攻撃とされ、地元当局によれば2人が負傷しました。また、18日には米露両国の大統領がエネルギー施設への攻撃停止で合意しましたが、その後も戦闘は続いています。ウクライナ南部の都市でも空爆被害が報告され、緊張が高まっています。

 ロシアのウクライナ侵攻を巡り、トランプ米政権主導の停戦交渉が続く中も、戦禍は拡大している。19日夜には、前線に近い東部ドネツク州スラビャンスクの中心部に露軍の集中的な爆撃があった。現地に滞在する写真家の尾崎孝史さんが目撃した。

 「うなるような音が10秒ほど聞こえ、その後に大きな爆発があった。露軍の無人航空機(ドローン)による攻撃のようだった。2月24日の開戦3年の日の砲撃後、比較的穏やかだった街が突然異様な雰囲気になった」。尾崎さんはこう証言する。

 午後9時前後に5~6回の攻撃があり、ウクライナ軍は対空射撃を続けたが被害を食い止めることはできなかったという。前日の18日、トランプ米大統領とプーチン露大統領が電話協議し、エネルギー関連施設への攻撃停止で合意したばかりだった。地元当局は、攻撃はドローンによるもので2人が負傷したと発表した。

 尾崎さんが、被害を受けた地点へ向かうと、集合住宅の周辺に窓ガラスなどが散乱していた。雪が積もる寒空の下、焼け出された住民らは白い息を吐きながら避難していた。自宅の窓から攻撃を目にした年金生活者のアナトリー・ラシェンコさん(71)は、尾崎さんの取材に「誰も戦闘を止めることはできない。相手はあのプーチンなのだから」と嘆いた。

 ロイター通信によると、18日以降、ウクライナ南部の大都市オデッサやザポロジエなども空爆を受け、複数の死傷者が出た。ロシア側も21日、露西部クルスク州のガス関連施設が攻撃を受けたと発表したが、ウクライナは露軍の自作自演と反論している。【真野森作】

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