
和歌山県は21日、道交法違反(酒気帯び運転)で検挙された有田振興局農林水産振興部の男性職員(54)を停職6カ月の懲戒処分とした。2002年7月にも酒気帯び運転で検挙され、減給10分の1(4カ月)の懲戒処分を受けていた。
県によると、職員は24年11月15日夜、和歌山市内の飲食店であった外部民間団体との懇親会や2次会に同僚らと参加し、ビール中ジョッキ6~8杯、日本酒2合以上を飲み、約3キロ離れた自宅に向けて自家用車を運転。パトロール中の警察官に呼び止められ、飲酒運転が発覚した。呼気検査で基準値の3倍以上が検出されたという。
職員は1月31日付で和歌山簡裁から略式命令を受け、2月10日に罰金50万円を納付した。県の聞き取りに「大変な迷惑をかけて申し訳ない」と話している。【安西李姫】