
石破茂首相が自民党衆院1期生との会食に際して1人10万円分の商品券を配布した問題を巡り、同党の西田昌司参院議員は14日、「予算を通したら、もう使命を果たしたのだから、退陣されるのが正解だ」と述べ、2025年度当初予算の成立後の首相退陣を要求した。
西田氏は12日にも、7月の参院選は石破政権では戦えないとして早期の総裁選実施を求めていた。党本部で記者団に語った。
西田氏は、派閥裏金事件を受け、党が「政治とカネ」の問題からの信頼回復の途上にあることについて「石破さんはそういうことを一番言ってきたタイプの人だ。なぜこういうことになっているのか」と苦言を呈した。【川口峻】