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「1人保育」で乳児を急死させた疑い 代表保育士を書類送検 和歌山


2023年7月に和歌山県田辺市の認可外保育施設で生後5カ月の女児が急死した事故について、県警田辺署は施設代表の60代女性保育士を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。代表は国の基準に反して十分な保育体制を整えず、必要な事故防止対策を怠ったとされています。事故当日、代表は一人で4人の乳幼児を保育し、亡くなった女児を含む乳幼児の様子を細かく観察せずに死亡させた疑いです。死因は寝返りによる窒息とみられ、当時のチェック記録が事故後に記入されたことも問題視されています。

 和歌山県田辺市の認可外保育施設に預けられた生後5カ月の女児が2023年7月に急死した事故で、和歌山県警田辺署は28日、国の指導監督基準に反して保育士をそろえず事故防止に必要な対策を怠ったとして、施設代表で60代の女性保育士を業務上過失致死の疑いで書類送検した。捜査関係者によると、県警は代表の起訴を求める厳重処分の意見を付けた。

 事故が起きた「託児所めぐみ」(休園中)は当時、代表を含めて2人の保育士が在籍していた。国の基準は認可外施設が複数の乳幼児を預かる場合、2人以上の保育者の確保を求めているが、代表は事故当日、亡くなった柴尾心都(こと)ちゃん=大阪府泉大津市=を含めて乳幼児計4人を1人で保育していた。

 県警によると、代表は23年7月25日、国の基準に反して保育の体制が不十分だったほか、施設のベッドで寝ていた心都ちゃんの様子をこまめに観察する注意義務を怠って死亡させた疑いを持たれている。死因は寝返りでうつぶせになったことに伴う窒息とみられる。代表の認否は明らかになっていない。

 県が設けた検証委員会が公表した調査報告書によると、代表は当時、「(心都ちゃんが寝てから)5分おきに様子を確認していた」と話したが、チェック記録は事故後に記入されていたことが判明。検証委は睡眠中の呼吸確認についても問題視していた。【駒木智一】

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