
和歌山県白浜町の三段壁で自殺しようとした男性を保護したとして、県警白浜署は25日、白浜第一交通のタクシー運転手、津田恵二さん(66)に感謝状を贈った。
同署によると津田さんは2月12日午後6時25分ごろ、JR白浜駅で中部地方の20代男性が1人で乗車。日が暮れて暗くなった状況で告げられた行き先が三段壁だったことや、食事や宿泊先について尋ねても男性が答えなかったことなどから自殺を疑ったという。
信号で停車時に「三段壁はこの時間から行く場所じゃないよ」などと話しかけると、男性が突然泣き出したため、三段壁には行かず、そのまま車で同署まで同行した。
中田聖署長は「慎重かつ丁寧に対応した津田さんが男性の尊い命を救った」と謝意を伝えた。
タクシー乗車歴20年を超える津田さんは「地元の観光名所で命を失うのは悲しい。三段壁には楽しい思い出を残すために来てほしい」と話した。【大澤孝二】
