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台湾海峡の離島で海底ケーブル切断 中国のグレーゾーン作戦か


台湾海巡署は、澎湖諸島と台湾本島を結ぶ海底ケーブルが切断された事件で、西アフリカ・トーゴ船籍の貨物船を拿捕したと発表しました。船は中国企業との関連が確認され、乗組員8人は全員中国人です。デジタル発展部によると、通信への影響はなく、予備用回線が使われています。この事件については、グレーゾーン作戦の可能性があるとして検察に捜査を依頼しています。また、今年1月にも似たような事件が発生しており、台湾当局は警戒を強めています。

 台湾の海巡署(海上保安庁に相当)は25日、台湾海峡に浮かぶ澎湖(ほうこ)諸島と台湾本島を結ぶ海底ケーブルが切断され、付近に停泊していた西アフリカ・トーゴ船籍の貨物船を拿捕(だほ)したと発表した。船は中国企業との関連が確認され、乗組員8人は全員中国人。中国によるグレーゾーン作戦の可能性が排除できないとして、検察に捜査を依頼した。

 デジタル分野を管轄するデジタル発展部によると、25日午前3時ごろ、台湾南部・台南市北西沖約15キロでケーブルの切断が起きたと管理する通信会社から通報があった。ケーブルは台湾本島と離島を結ぶ10本のうちの一つで、インターネットなど重要インフラを支える。予備用に切り替えて通信に影響はなかった。

 海巡署によると、貨物船は22日夜から付近に停泊しており、7回にわたり呼びかけたが反応がなかった。巡視艇が25日未明に現場に駆けつけたところ、貨物船はいかりを下ろした状態だった。その後、ケーブルが破壊されたとみられることがわかり、貨物船を台南の港に移動させた。

 今年1月にも台湾北方の海域で海底ケーブルが損傷し、付近では中国人が乗船したカメルーン船籍の貨物船の不審な動きが確認された。こうしたケースがたびたび発生しており、台湾当局が警戒を強めている。【台北・林哲平】

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