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タクシー事故が増加傾向、9割が確認不足 博多署がドライバー講習


新型コロナウイルスの感染症法の5類移行後、タクシー需要が増加するとともに、福岡県でのタクシー運転手による事故も増えている。特に2022年以降からの人身事故の増加が目立つ。福岡市博多区では警察がタクシー運転手向けにドライビングスクールを開催し、安全運転の徹底を呼びかけている。参加者の多くは業務中に事故を経験し、講習を通じて安全確認や内輪差の注意事項を学んだ。データによれば、タクシー運転手が主な責任者となる事故の増加傾向は全国的にも見られるという。警察は安全運転を強調し、前方や左右の確認を怠らないよう訴えている。最近の事故の多くは、信号のない交差点での衝突が原因とされ、特に夜間の注意が求められている。タクシー業界全体で基本に忠実な運転を心掛けることが重要とされる。

 新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行して以降、タクシー需要の高まりとともにタクシー運転手による事故が増えている。減少傾向にあった福岡県内の人身事故は2022年以降は増加傾向に転じ、県警は「交通法規を守って安全確認を徹底し、プロとして他のドライバーの手本となる運転を心掛けてほしい」と呼びかける。

 2月中旬、福岡市博多区の春吉タクシーで、博多署がドライビングスクールを開催した。参加したのは同社の42~78歳のタクシー運転手15人で、そのほとんどは24年の業務中に物損・人身事故を起こした。

 駐車場には幅3・5メートル、角度60度のV字形コースが設けられ、内側には障害物に見立てたコーン二つが置かれた。コースは2種免許取得時の技能試験と同じ仕様で、警察官が「車体がコーンに接触せず、タイヤもコース上からはみ出ないよう、切り返し3回までで曲がってください」と条件を提示した。

 入社約半年の男性(47)は、コースを左折する際に左後輪がコーンに接触しそうになり、バックしながら切り返す時には右前輪がコースからはみ出てしまった。男性は降車してコースと車体の位置を確認し、警察官から「内輪差に気をつけてください」などと助言を受けた。

タクシー事故が増加

 公益財団法人「交通事故総合分析センタ-」の統計によると、タクシー運転手が第1当事者(より過失責任が重い運転手)の人身事故は14年に全国で1万6113件あり、21年には半数以下の7136件まで減った。一方、22年には7957件(前年比821件増)と増加に転じ、県内でも減少していた事故が同年以降、増加傾向にある。

 博多署によると、管内ではタクシー運転手が第1当事者の人身事故が24年に146件起き、前年より14件少なかったものの、繁華街があることなどもあって県内で2年連続の最多だった。また、そのうち約9割は前方や左右の安全不確認などの安全運転義務違反が要因で、特に中洲地区では夜間などに信号のない交差点で歩行者などと出合い頭に衝突する事故が多発しているという。

 講習に参加した稲光亮さん(42)は「運転だけでなく乗車しているお客様との会話も必要で、空車の時にはお客様を探しながら運転することもある。左右や後方の確認を怠ると事故につながると感じた。基本に忠実に安全運転を心掛けたい」と話した。

 同署の矢加部忍・交通1課長は「管内では物損事故も含めるとタクシーが関わる事故の110番が入らない日がないほど起きており、146件は氷山の一角だ」と説明。その上で「目視での確認や安全な側方感覚を確保して、小さな事故でも起こさないよう日ごろから気をつけてほしい」と求めた。【栗栖由喜】

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