
福岡県田川市の村上卓哉市長(54)は18日、公務で出張中に部下の女性職員をホテルの自室に招いたとする週刊現代ウェブサイトの記事について、「おおむね事実」と認めた。また、「軽率で不適切な行動であり、市民の信頼を裏切った」と陳謝し、残る任期(2027年4月まで)の給与を30%減額する方針を表明した。
村上氏は記者会見で、人事秘書課の女性職員と約1年間にわたり不倫関係にあったと説明。これまで、公務出張の際にこの職員を複数回、帯同させていたという。
記事は、24年11月と今年1月に全国市長会出席のため東京に出張した際、同行した職員を深夜に自室へ招き入れたと報じた。編集部に送付された村上氏の代理人弁護士名義の通知書では「名誉毀損(きそん)行為に該当する」として法的措置をとる姿勢を示していた。
村上氏は23年4月の市長選で初当選し、現在1期目。【岡村崇】