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ハマスが人質6人解放へ イスラエルは重機や仮設住宅の搬入許可


パレスチナのイスラム組織ハマスは、予定されていた3人の人質解放を6人に拡大すると発表した。これに対し、イスラエルはハマス幹部の釈放やガザ地区への支援物資搬入を許可する。これらの動きは、イスラエルとハマスが停戦合意を崩さずに相互の成果を確保したいという背景がある。ハマスは遺体4体の返還も行い、停戦の「第1段階」終了を3月1日に控え、合意維持を模索。本件を受け、イスラエルは「第2段階」の交渉開始を見据え、ガザの非武装化や自治政府への不支持を示した。米国とイスラエルは人質解放を強く求めており、交渉の行方に注目が集まる。

 パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは18日、人質6人を22日に解放すると発表した。当初の予定では解放は3人だった。これと引き換えに、イスラエルは拘束しているハマスの幹部らを釈放する他、ガザ地区のがれき撤去のための重機や仮設住宅の搬入を許可する。

 ハマスはこれに先立つ20日、人質4人の遺体を返還する。遺体返還は1月19日の停戦発効以来、初めて。生後9カ月で拉致された男児の遺体も含まれているという。

 42日間とされる「第1段階」の停戦は、3月1日が期限となっている。米ニュースサイト「アクシオス」は、解放の加速は、イスラエルとハマスが停戦合意の崩壊を懸念して、双方にとって成果を確実にしたいという動きだと報じた。

 イスラエルのサール外相は18日、停戦の「第2段階」の交渉を今週にも始めると明らかにした。ガザの完全な非武装化を要求した上で、パレスチナ自治政府の統治も認めない考えを示した。第2段階には、恒久的停戦やイスラエル軍の完全撤退も含まれ、協議は難航することが予想される。

 米国とイスラエルは人質の早期解放を求めてきた。トランプ米大統領はハマスに対して、人質全員の解放を要求。イスラエルのネタニヤフ首相も、すべての人質が解放されなければ「地獄の門が開く」と警告していた。

 停戦合意によると、「第1段階」でハマスは33人の人質を解放し、イスラエル側は拘束している約1900人のパレスチナ人を釈放することになっている。【エルサレム松岡大地】

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