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景気拡大期、57カ月に 戦後3位「いざなぎ」に並んだか 政府発表


政府は2月の経済報告で、国内の景気が「緩やかに回復している」との判断を維持しました。これにより、2020年6月から続く景気拡大は57カ月に達し、戦後3位の「いざなぎ景気」に並ぶことになります。「いざなぎ景気」は当時、年率10%以上の高成長を記録しましたが、現在の状況は物価高騰が個人消費を抑え「実感なき成長」との見方があります。内閣府の研究会による公式な判断は行われていませんが、現在の拡大期は戦後4番目だったバブル景気の51カ月を超えている可能性もあります。戦後最長の景気拡張は「いざなみ景気」の73カ月、次いで「アベノミクス景気」の71カ月です。

 政府は19日、2月の月例経済報告を公表し、国内の景気判断を前月の「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」で維持した。2020年6月から始まった景気拡大は今月分を加えると57カ月になる計算で、戦後3位の「いざなぎ景気」(1965年11月~70年7月)と並ぶことになる。「いざなぎ」は当時の計算で経済成長率が年率10%を超える好景気を記録したが、今は食料品など物価高騰に伴う個人消費の伸び悩みが続き、「実感なき成長」(アナリスト)となっている。

 景気が拡大しているか後退しているかは、内閣府が有識者らでつくる景気動向指数研究会の議論を踏まえてから最終的に決める。研究会は22年7月を最後に開かれておらず、今の局面は戦後4番目に長いバブル景気の51カ月(86年12月~91年2月)を既に超えた可能性もある。

 戦後最長の景気拡張期(いざなみ景気)は2002年2月~08年2月の73カ月。2番目に長いアベノミクス景気は12年12月~18年10月の71カ月で、このまま景気が悪化しなければ3番目になるとみられる。【山下貴史】

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