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立花氏への流出理由は「元副知事のクーデター発言」 維新兵庫県議


兵庫県の斎藤知事に関連するパワハラ疑惑について、県議会の調査特別委員会が非公開での証人尋問の音声データを流出させた問題が発生しました。この音声は、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏に渡され、選挙活動中に使用されました。日本維新の会の増山誠県議が自らの関与をYouTubeの番組で認め、知事選挙前に県民に情報を広める意図で行ったと釈明しています。百条委員会の秘密会で知った情報の漏洩は禁止されており、議員の行動はルール違反とされています。増山氏は「告発の裏にクーデターがある」という証人の証言を、知事選挙の公正さに疑問があると考え公表したと説明しました。

 斎藤元彦・兵庫県知事のパワーハラスメントを含めた疑惑を巡り、真相究明を進める県議会調査特別委員会(百条委)の委員で日本維新の会の増山誠県議(46)が、昨年11月の県知事選直前に非公開で開かれた百条委の音声データについて、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に流出させていたことが明らかになった。

 増山氏が19日夜に出演した動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」の番組で、自身の関与を認めた。

 音声データは、2024年10月25日に知事の最側近だった片山安孝元副知事を証人尋問した際のやり取りが録音されているとみられる。

 増山氏によると、片山氏はこの尋問で、知事を巡る疑惑を文書で告発した元県民局長(24年7月に死亡)について「クーデターが背景にある」と発言し、その内容を説明したという。

 増山氏は「文書が作成された背景を県民が知らされないまま知事選が行われるのが正しいのかという強い思いがあった」と説明。「ルール違反ではと葛藤もあったが、県民に広く伝えることが大事だと思った」と釈明した。

 百条委は翌11月に投開票が予定されていた知事選への影響を考慮し、証人尋問を非公開の秘密会で実施していた。

 自治体の疑惑や不祥事が発覚した際、地方議会は地方自治法100条に基づき百条委を設置できる。今回の文書告発問題を巡る百条委の運営要領では、委員は秘密会で知り得た情報の漏えいを禁じられている。

 この音声データを巡っては、知事選に出馬した立花氏が選挙期間中、街頭演説やSNS(ネット交流サービス)で秘密会の内容を紹介。「百条委関係者が送ってくれた」と主張していた。【山本康介】

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