
自民、公明、日本維新の会の3党は19日、高校無償化などに関する協議を続けた。自民の小野寺五典、公明の岡本三成、維新の青柳仁士の各政調会長が2回にわたって国会内で会談したが、維新が求める社会保険料の引き下げに関する合意文書案の表現がまとまらず、結論は持ち越された。3党は20日に改めて政調会長会談を行う。
また、維新の前原誠司共同代表は19日の党会合で、自民党派閥の裏金事件を巡る旧安倍派の元会計責任者の参考人聴取の実現が合意の前提になると語った。「しっかりとした形で質疑が行われなければ、与党との話し合いは最終的な合意には至らない」と述べた。与野党は20日に予定していた聴取を延期することにしており、合意に新たな条件が加わった。【田中裕之、安部志帆子】