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「恵子のことは残念だが…」息引き取る直前の有本明弘さん


北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんの父、有本明弘さんが96歳で亡くなった。遺族が神戸市で会見を開き、明弘さんが亡くなる直前に「恵子のことは残念だけど、残るきょうだいで仲良く暮らしてほしい」と伝えられたと明かした。明弘さんは鉄工所を経営し、妻と共に恵子さんの帰国を待ち望んでいたが果たせなかった。昨秋から療養生活を続けていた。四女の郁子さんは、父がきょうだいそれぞれの人生を心配していたと述べ、感謝の意を表した。

 北朝鮮による拉致被害者、有本恵子さん(行方不明時23歳)の父で拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表の有本明弘さんが96歳で亡くなったことを受け、明弘さんの遺族で恵子さんのきょうだい5人が17日、神戸市内で記者会見を開いた。遺族らは明弘さんが息を引き取る直前、「恵子のことは残念だけど、残るきょうだいで仲良く暮らしてほしい」と伝えられたと明らかにした。

 明弘さんは三女恵子さんを含む1男5女の父。老衰のため、15日未明に亡くなった。鉄工所を経営しながら妻嘉代子さん(2020年2月に94歳で死去)とともに恵子さんの帰国を待ちわびたが、かなわなかった。

 遺族らによると明弘さんは昨秋に息苦しさを訴えて一時入院。その後も療養生活が続いていたという。明弘さんの四女の郁子さん(63)は会見で、明弘さんから亡くなる数日前に「恵子のことは残念だったけど、ほかのきょうだいで仲良く暮らしていくように」と伝えられたと明らかにした。そのうえで「きょうだいそれぞれの人生を心配してくれていた。感謝しかないです」と父への思いを語った。【柴山雄太、山田麻未】

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