
兵庫県姫路市の高見千咲市議(自民党)のSNS(ネット交流サービス)投稿をめぐり、宮下和也議長は17日、市議会の主要8会派(3人以上)から請求のあった政治倫理審査会(8人)を設置した。同日の議会運営委員会で第1回会合を19日に開催するとし、8会派から1人ずつ委員を選出するよう要請した。
宮下議長は議運後の記者会見で「市民から市議会に不信感を持たれており、何らかの対応が必要だ」と述べた。今後、政倫審で投稿内容を審査し、本人の弁明の機会を設けることも検討する見通し。
高見市議は1月20日付のX(ツイッター)で知事選を巡り「県警の内部では、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた」と投稿。県警は事実無根として削除・訂正を自民県連に申し入れたが、削除されていない。議会事務局によると、高見市議は2024年11月下旬以降、議会を欠席している。【村元展也】