
大阪府岸和田市議会から2度目の不信任決議を突き付けられ、自動失職が決まった永野耕平市長(46)は17日、市役所で本会議後に記者団の取材に応じ、決議の内容について「違うなと思う部分がたくさんある」と不快感を示した。
市議会(定数24)はこの日午後、永野氏に対する不信任決議を再可決した。永野氏は同日付で市長を自動的に失職する。市長選は3月下旬か4月上旬に実施されるとみられる。
不信任決議は、永野氏が性的な関係を続けていた女性との訴訟内容について「議員が説明を求めても『秘匿』を繰り返し、説明責任を果たすことはなかった」と非難。「市の混乱を招いた責任は非常に重く、議会を解散して血税を使った」としている。
永野氏はこの内容に対し、「女性の了解を得たうえで説明責任を可能な限り果たす努力をしてきた」と反論した。
不信任決議は市議21人の連名で提案された。地方自治法により、永野氏の妻で市議の紗代氏(38)は利害関係者に当たり、採決には加わらなかった。
女性との性的な関係で損害賠償訴訟を起こされた永野氏は2024年11月、謝罪して解決金500万円を支払う内容で和解した。翌12月、所属していた大阪維新の会から離党勧告の処分を受け、離党した。
市議会が12月、最初の不信任決議を可決したことを受け、永野氏は「不信任決議に大義はない」などとして議会を解散した。市議選は25年2月2日に投開票され、永野氏に対する2度目の不信任決議に賛成する議員が大半を占めていた。【中村宰和、藤河匠】
