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「ウクライナへの米軍派遣も選択肢」 米副大統領、露の対応次第で


バンス米副大統領は、ロシアがウクライナとの和平交渉に誠実に応じない場合、米軍派遣を含む強硬措置を検討すると述べました。彼は、ウクライナの主権と独立を守る重要性を強調し、ロシアに対する強い圧力を示唆しています。また、経済的および軍事的手段が活用可能であるとし、プーチン露大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との交渉が重要だと述べています。さらに、停戦後にはロシアとの関係見直しの意向も示し、現在ロシアが中国の下位パートナーとなっている状況を指摘しました。一方、ヘグセス米国防長官は、ウクライナへの米軍派遣を否定し、NATO枠組みではなく他の部隊が安全を担うべきだと述べています。

 バンス米副大統領は13日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、ロシアがウクライナとの和平に向けた交渉に誠実に応じない場合、米軍のウクライナへの派遣も選択肢になると語った。ウクライナの主権や独立が守られる重要性にも言及し、ロシアに対する強い圧力も排除しない姿勢を示した。

 14日のWSJの報道によると、バンス氏は、米国はプーチン露大統領に対して「経済的な影響力を行使する手段も、もちろん軍事的な影響力を行使する手段もある」と主張。「我々にはできることが多くある。ただトランプ大統領は根本的には、プーチン氏ともウクライナのゼレンスキー大統領とも生産的な交渉を行いたいと考えていると思う」と述べた。

 その上で、「トランプ氏が何も見ずに突き進むことはない。彼は『全てはテーブルの上にある。さあ取引をしよう』と言うだろう」と語った。

 停戦後にロシアの支配下に残るウクライナの領土の規模や、米国と他の同盟国がウクライナに提供できる安全保障の詳細については、交渉で詰める必要があると説明。「さまざまな形式や構成が考えられるが、ウクライナの主権や独立は重視している」とした。

 ただ、仮に停戦合意が成立した場合は、ロシアとの関係を「リセット」する用意があるとも発言した。ロシアは現在、欧米の市場から孤立し、中国の下位のパートナーになっていると指摘し、「プーチン氏にとって中国との連合で弟分になることは利益にならない」と述べた。

 一方、ヘグセス米国防長官は12日、ウクライナの安全の保証について、米軍の派遣を否定。北大西洋条約機構(NATO)の枠組みではなく、欧州などの部隊が担うべきだとの考えを示している。【ワシントン松井聡】

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