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姫路城入場料、市外在住者1000円→2500円 市民は値上げせず


兵庫県姫路市は、姫路城の入城料を市外在住者向けに1000円から2500円に引き上げることを発表しました。市民は現行の1000円を据え置き、18歳未満は市民かどうかに関係なく無料になります。この改定は2026年3月1日に実施予定です。改定の背景には、姫路城の維持管理費の増加があり、10年間で約280億円が必要と試算されています。また、混雑緩和を目的にデジタルチケットの試験導入が予定されています。市は市民を優遇する理由として、観光地の景観保全に市税を使用し、地元市民の貢献も大きいと説明しています。なお、年間パスも新たに5000円で発行される予定です。

 世界遺産・国宝の姫路城の入城料について兵庫県姫路市は14日、市外在住者を対象に現行1000円を2500円に値上げすると発表した。市民は1000円に据え置き、18歳未満は市民かどうかを問わず現行300円を無料にする。改定は2026年3月1日。関連する条例改正案を17日開会の市議会に提出する。城郭の建物に入る料金としては国内最高になる。

 料金改定は15年3月以来。市によると、23年度の入城者数は約148万人で入城料収入は約11億円。値上げ後の入城者を年間120万人台と想定し、10億円程度の増収を見込む。15年度から10年間の維持管理・保存修理などの費用は約145億円だった。人件費や物価の高騰を踏まえ、25年度からの10年間は約280億円に膨らむと試算した。

 清元秀泰市長は記者会見で「姫路城は展望台ではない。400年前からの歴史遺産を守り、観光客の安全を確保するには大きな金額が必要だ」と値上げに理解を求めた。市民は据え置く理由を「城だけでなく城下町の景観保全にも市税を使っている。清掃ボランティアなど多くの市民が城を守ってきたことを踏まえた」と説明した。チケット購入時、市民であることの証明には原則としてマイナンバーカードの提示を求める。

 値上げに伴い、新たに年間パス(5000円)を発行する。混雑緩和のためにデジタルチケットを導入する方針で、試験的に大阪・関西万博の開催に合わせて4月1日~11月14日、窓口と並行してデジタルチケットを販売する(金額は窓口と同じ)。【村元展也】

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