
トランプ米大統領は13日、「(世界)情勢がいったん落ち着いた段階で」と前置きをしたうえで、ロシアや中国に軍縮や核軍縮交渉を呼びかける考えを示した。「我々はみな、もっと生産的なことに使えるはずの多額の資金を核兵器に費やしている」と語り、中露首脳と軍事費の半減を目指す意向を表明した。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。
トランプ氏は、ウクライナでの戦争について語っていた延長線上で、軍縮を目指す考えに言及した。トランプ氏は中露首脳と会談する意向を繰り返し示し、軍事費を削減することによって「他のことに使えるようになると言うつもりだ」などと発言した。
さらに、米露が世界の約9割を保有する核兵器について、「既に世界を50回、100回と破壊できるほど保有しているのに、新たな核兵器を製造している」と述べ、製造する必要はないと強調。中国は「5〜6年もすれば(米露に)追いつく」との認識を示した。
トランプ氏は「全てが解決した後、まず中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と最初の会談を行いたい。そして軍事費を削減しようと言いたい」と述べた。テーマとして「核兵器(開発)の減速、停止、そして削減」を挙げた。
ストックホルム国際平和研究所の2024年1月時点の推計では、世界で最も多くの核兵器を保有しているのはロシアで5580発、これに次ぐのは米国で5044発だ。3番目の中国は500発だが、米国防総省は30年には1000発を超えると分析しており、その不透明な核戦力増強に懸念を強めている。【ワシントン西田進一郎】
