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茨城県内に強風、火災相次ぐ 常総市坂手町の2000人に避難指示


13日、茨城県では冬型の気圧配置による強風の影響で、坂東市と常総市にまたがる地域で大規模な火災が発生し、常総市は約2000人に避難指示を出しました。さらに、つくばエクスプレス(TX)のみらい平駅近くでは、強風でトタン屋根が架線に飛ばされ運転が一時停止しました。この影響で電車の乗客約500人が線路を歩いて避難する事態となりました。強風は県内各地で観測され、つくば市では最大22.9メートルの瞬間風速を記録し、県内で強風注意報と乾燥注意報が出されました。

 冬型の気圧配置などの影響で、茨城県内各地では13日、強風に見舞われた。常総市と坂東市にまたがる地域では雑木林や建物などが延焼する火災が発生。常総市は坂手町の全域約2000人に避難指示を発令した。つくばエクスプレス(TX)のみらい平駅(つくばみらい市)の周辺ではトタン屋根が架線などを覆い、一部区間で約5時間にわたり上下線で運転を見合わせた。JRも一部でダイヤが乱れた。

 県警や消防によると13日午後1時40分ごろ、坂東市猫実の雑木林が燃えているのを近くの施設で働く男性(47)が発見し、119番した。午後3時前には坂東市の現場と隣接する常総市坂手町でも火災が発生したとの通報があり、付近の建物などが燃えた。強風にあおられ燃え広がったとみられ、けが人は確認されていない。

 常総市は延焼する可能性があるとして、午後4時20分ごろ、坂手町地区全域の720世帯、2000人に避難指示を出し、避難所を1カ所開設した。火災現場近くの水海道西中では午後2時半に生徒444人が一斉下校。午後3時には絹西(けんせい)小の児童347人が教員に付き添われて帰宅した。

 現場は関東鉄道常総線の水海道駅から約5キロ西の工場などが点在する地域。

TX一時ストップ 乗客、線路歩く

 午前10時35分ごろ、TXのみらい平駅の近くで、強風であおられたトタン屋根が架線などに覆いかぶさった。運行する首都圏新都市鉄道によると、この影響で一時停電し、守谷―つくば駅間の上下線で5時間運転を見合わせた。駅間に止まった電車の乗客約500人が線路上を歩き駅まで移動した。作業員らが飛来物を取り除き、午後3時40分ごろに運転を再開した。

 JR東日本水戸支社によると、常磐線や水郡線でも運休や遅れなどダイヤが乱れた。

 気象庁によると、最大瞬間風速は北茨城市で25メートル、火災現場に近いつくば市で22・9メートルを観測。筑西市など3カ所で2月の観測史上最大を記録した。13日は県内全域で強風注意報と乾燥注意報が発表されていた。14日も最大風速10~14メートルのやや強い風が見込まれる。【西夏生、信田真由美、鈴木美穂、斉藤瞳】

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