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ホンダ・日産の経営統合に暗雲 「日産子会社化」案に強い反発の声


ホンダが日産の経営統合に向けた協議で、日産を子会社化する案を打診していることが明らかになりました。これは、業績不振の日産の事業再生計画が遅れていることを受けての代替案です。しかし、日産側は「対等の関係」を主張しており、この案に対する反発が強いです。昨年12月に両社は、2026年8月を目指した経営統合合意を発表し、持ち株会社の設置を計画していました。しかし、計画が遅れているため、ホンダが日産のリストラを主導する形で経営改革を進める選択肢を考えております。そのため、協議が破談になる可能性もあるとされています。

 ホンダと日産自動車の経営統合に向けた協議をめぐり、ホンダが日産の株式を取得し、子会社化する案を打診していることが明らかになった。業績不振の日産の事業再生計画の策定が遅れ、統合協議が進まない場合の代替案として考えられている。ただ、日産側の反発は強く、統合協議自体が打ち切りとなり、破談になる可能性も出てきた。

 ホンダと日産は昨年12月、2026年8月をめどにした経営統合を目指して協議を始めることで合意。両社は新たに持ち株会社を設置し、傘下にそれぞれの会社が入る形での経営統合を目指すと発表していた。

 しかし、統合の前提となる、日産の1月末が予定だった事業再生計画のとりまとめは遅れている。

 そのためホンダは、持ち株会社設立に代わる案として、日産に対し子会社化する案を打診した。ホンダ主導で日産のリストラなどの経営改革を進め、統合を加速させる狙いがある。

 一方、日産は、今回の統合について「対等の関係」を強調してきた経緯があり、社内には強い反発がある。そのため、両社から「統合を進めたいが、場合によっては破談になる可能性もある」との声が出ている。

 両社は当初、1月末をめどに統合協議をさらに進めるなど、協議の方向性を判断する方針だったが、2月中旬に先延ばしにすると発表していた。【秋丸生帆】

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