他人のPayPayコードでゲーム機購入か 詐欺容疑で大学院生逮捕

　電子決済サービス「PayPay（ペイペイ）」を使ってゲーム機をだまし取ったとして、群馬県警など4県警の合同捜査本部は29日、中国籍で埼玉県川越市の大学院生、王瑋鵬容疑者（27）を詐欺容疑で逮捕した。王容疑者は「何も言いたくありません」と認否を留保している。

　逮捕容疑は共謀して2024年7月3日、群馬県伊勢崎市内の店舗で、スマートフォンを使って福岡県内に住む30代女性のPayPayのコード決済画面を表示し、ニンテンドースイッチやプレイステーション5など4点（販売価格計約18万円相当）を購入し、だまし取ったとしている。

　県警サイバーセンターによると、女性から不正利用されたという相談があり発覚。防犯カメラの映像などから王容疑者の関与が浮上したという。

　県警によると、王容疑者は同種事件で過去にも逮捕されており、逮捕前の調べでは「金を稼ぐために仕事としてやっていた」と話していたという。余罪や共犯者を調べている。【加藤栄】