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ロシア軍に入隊させられたインド人12人が戦死 前線で死傷相次ぐ


インド外務省は、ロシア軍に入隊させられたインド人12名がウクライナで戦死し、16名が行方不明となっていると発表しました。これまでに126名が強制的に入隊させられ、そのうち96名が帰国しました。多くがロシア軍施設の警備補助として説明を受け、実際には前線に送られたことで死傷者が発生しています。インド政府はロシアに対し、行方不明者の所在確認とインド人の早期除隊を要求しています。モディ首相はプーチン大統領との会談で除隊を求めており、ロシア側も約束していますが、問題は未解決のままです。

 インド外務省は17日、ウクライナに侵攻するロシア軍に入隊させられたインド人12人が戦死したと明らかにした。ほかに16人が行方不明になっている。「ロシア軍施設の警備補助」などとして働くという説明を受けたインド人が前線に送られて死傷するケースが相次いでおり、ロシア政府に早期除隊を求めている。

 インド外務省によると、これまで126人が入隊させられ、96人が帰国した。ジェイスワル報道官は17日の記者会見で「行方不明になっているインド人の所在を確認するとともに、現地に残る人々の早期の解放と帰還をロシア当局に求めている」と説明した。

 インドメディアによると、南部ケララ州出身のビニル・バブさん(32)は、仲介業者から食堂で働くという説明を受けてロシアに渡った。しかし、家族は今月に入って、バブさんが前線で死亡したという連絡をインド当局から受けた。

 この問題では、モディ首相が2024年7月にプーチン大統領と会談した際にも早期除隊を求め、ロシア側も除隊を約束していた。【ニューデリー川上珠実】

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