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「オールアメリカの解決策ある」USスチール買収に米鉄鋼大手が意欲


米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスのCEO、ローレンソ・ゴンカルベス氏は、USスチールの買収に意欲を示しました。彼は米国の鉄鋼産業を救うための戦略を持っているとし、USスチールを米国内のニューコア・コーポレーションと協力して買収する可能性を示しました。ただし、詳細には触れず、USスチールの名称を残す考えを示しました。一方で、日本が中国に不当廉売や過剰生産を教えたとして、日本製鉄を批判しました。日本に対して「自分が何者か理解していない」と厳しい意見を述べ、過去からの学びが欠けていると非難しました。ゴンカルベス氏は、USスチールの現経営陣が買収計画を破棄するか決定するまで、状況を見守る姿勢を示しています。

 米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスのローレンソ・ゴンカルベス最高経営責任者(CEO)は13日の記者会見で、「我々には米国の鉄鋼会社を救うための『オールアメリカ』の解決策がある」と述べ、USスチール買収に意欲を見せた。一方、「日本は中国より悪だ」との持論を改めて展開し、日本製鉄によるUSスチール買収計画を批判した。

 ゴンカルベス氏は、クリフスが米鉄鋼最大手のニューコア・コーポレーションと協力してUSスチールを買収する計画との報道について「詳細を明かすつもりはない」としつつ、「存続する会社の名前はUSスチールだ。クリフスはUSスチールの一部となる」と述べ、仮に買収が実現した場合には、かつて栄華を誇ったUSスチールの名前を残す考えを示した。

 「現経営陣が買収計画の破棄を決断するまで我々は何もできない」とも述べ、USスチールがバイデン大統領の発動した買収計画中止命令への対応を決めるまで静観する構えを見せた。

 一方、ゴンカルベス氏は「ダンピング(不当廉売)や過剰生産のやり方を中国に伝授したのは日本だ」などと述べ、今月上旬に発表した声明に続き「日本は中国よりひどい」との持論を展開。「日本は自分が何者なのか理解していないことに気付くべきだ。1945年以来、我々(米国)がどれだけ親切で寛容だったか全く学んでいない」などと根拠を示さず批判した。【ワシントン大久保渉】

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