
トランプ次期米大統領の就任宣誓式の実行委員会は13日、1週間後の20日に迫った就任式の関連イベントの詳細を発表した。18日に南部バージニア州のゴルフ場で開くレセプションを皮切りに一連の行事が行われ、就任後の20日夜には三つの舞踏会が催される。
発表によると、18日に親族企業が運営するトランプ・ナショナル・ゴルフクラブで、トランプ氏が主催するレセプションと花火打ち上げがある。閣僚の会合や、バンス次期副大統領主催の夕食会もある。19日にはアーリントン国立墓地で無名戦士の墓に献花した後、首都ワシントンで大規模な政治集会に臨み、夕食会も開く。
当日朝は教会での礼拝後、慣例に沿って、ホワイトハウスでバイデン大統領とお茶を飲む。20日正午に連邦議会に移動し、就任宣誓式に臨み、正式に次期政権が発足する。パレードや関連式典の後、三つの舞踏会でもそれぞれ演説する。
米メディアによると、実行委員会は関連行事の運営費として、既に1億7000万ドル(約268億円)以上の寄付を集めた。ワシントンには就任式当日、大勢の支持者が集まると予想されるが、1週間前の時点でホテルの予約率は約70%で、17年の第1次政権発足時ほどの混雑ではない。トランプ氏に反対するデモの計画も、17年に比べると少ないという。【ワシントン秋山信一】